家の不用品をまとめて処分！不用品回収業者を利用してみよう

引越しや大掃除などで不用品をまとめて処分したいという人も多いのではないでしょうか。

そんなときは、まとめて不用品を処分できる不用品回収業者の利用がおすすめです。

この記事では、不用品回収業者の特徴・メリット・デメリット・選ぶ時の注意点などについて解説していきます。

自宅の不用品を処分する際の参考にしてもらえれば幸いです。

不用品回収業者とは

不用品回収業者とは、自治体の粗大ゴミとは別に不用品を回収してくれる民間業者で、費用はかかりますが一般家庭や法人などを対象に不用品を回収してくれます。

料金形態にはさまざまな種類があり、不用品の点数やトラックの大きさなどで決まることが多いです。

また、不用品の回収に限らず、家屋の解体や遺品整理、特殊清掃などのサービス代行も請け負う業者もあります。

なかには高額料金を請求してくる悪質な業者もいるため注意が必要です。

不用品回収はこんな時に利用されている

不用品回収は、引越しする時や、倉庫の整理、遺品整理などで 不用品が大量に出た時に利用されることが多いです。

また、自宅の不用品をまとめて処分したい！というような時にも利用されます。

家具や家電だけでなく、パソコンなども回収してもらえるのでオフィスを移転する際にも便利です。

こんな時に便利です

このような状況であれば不用品回収の依頼をしたほうが楽だと思われます。

不用品回収業者の特徴や各サービスとの違い

不用品回収業者では、どのようなサービスを提供しているのか調べてみました。

不用品回収業者の特徴や、買取専門店・引越し業者・リサイクルショップとの違いについてみていきたいと思います。

買取専門店との違い

買取専門店は、買収できるものだけを回収する業者です。

不用品回収業者とは異なり、不用品の選別はもちろん、廃棄が必要な不用品は回収しません。

引越し業者との違い

引っ越し業者では、引っ越しの際に不用品を買取してくれるケースがあります。

引っ越しと同時に買取サー ビスを利用したい人におすすめです。

ただし、買取されなかった不用品は、自分で処分しなければなりません。

リサイクルショップとの違い

引っ越し業者では、引っ越しの際に不用品を買取してくれるケースがあります。

引っ越しと同時に買取サービスを利 用したい人におすすめです。

ただし、買取されなかった不用品は、自分で処分しなければなりません。

自治体との違い

不用品回収を自治体に依頼するメリットは費用が安く、自治体が運営しているので安心して任せられて、業者を探す手間がかからないことです。

逆にデメリットは、不用品は自分で回収場所まで運ばなければならないこと、回収の曜日や時間が決まっていて好きなタイミングで出せないことや回収できない品目があるなどのことがあげられます。

不用品回収業者を利用するメリット4つ

不用品回収業者を利用するメリットを4つあげてみました。

費用はかかりますが、不用品を捨てる手間を大幅に減らせることや時間の短縮になりますね。

不用品回収業者を利用するデメリット2つ

不用品回収業者を利用するデメリットを2つあげてみ ました。

自治体の場合は、基本的に不用品回収費用を税金でまかなっているので安めになりますが、不用品回収業者はトラックの運用費や人件費、処分費などが発生するので自治体で支払う費用よりは高くなります。

不用品回収業者には、悪徳業者も一定数いるので、依頼前に信頼できる業者かどうかしっかり見極める必要があります。

不用品回収業者を選ぶ時のポイントや、悪徳な不用品回収業者を選ばないための注意点についてはこのあと見ていきたいと思います。

不用品回収業者を選ぶ時のポイント7つ

ここでは、不用品回収業者を選ぶ時のポイントを7つ解説していきます。

では、それぞれみていきたいと思います。

①回収できる品目を確認する

不用品回収業者によって、回収できる品目の種類が異なります。

処分したい不用品が業者の回収品目の対象範囲内にあるか事前確認が必要です。

回収品目は、不用品回収業者の公式Webサイトで確認できます。

また、作業人数や時間の目安も記載されているため、どの程度の時間を要するのかも把握しておきましょう。

②不用品回収のための資格や許可を得ているか

Webサイトやパンフレットに「古物商許可証」や「産業廃棄物収集運搬業」、「一般産業廃棄物収集運搬業」などの資格が掲載されているか確認しましょう。

また、遺品整理士の資格やプライバシーマークもあるとさらに安心です。

優良業者であれば、これらの資格を積極的に取得・申請しています。

③賠償責任保険へ加入しているか

不用品回収業者が、賠償責任保険に加入しているかということも重要な項目になります。

賠償責任保険とは、万が一、業者が作業中に利用者の自宅や家財を傷つけたり、壊してしまったときに補償して くれる保険です。

優良な不用品回収業者は、この保険にもきちんと加入しているので、有事の際はきちんと対応してくれます。

④料金体系が明確になっているか

不用品回収業者選びの際は、料金表が明確に掲載されているところを選びましょう。

見積りが無料であることや、追加料金がかからない点も業者選びで大切なポイントになります。

見積もり料金、オプションなど、回収費用以外の料金を無料にしている業者は問題ありません。

しかし、すべてを無料としている業者は、あとで高額請求される可能性があるため注意が必要です。

また、「積み放題プラン」がある場合、 まれにトラックのサイズや担当者による積み込み量の裁量の問題でトラブルになるケースがあります。

正規の料金か不安な場合は、複数の業者に見積もりを依頼し、比較してから業者を決めるのがいいかと思います。

⑤日時指定が可能か

急な転勤による引越しなどで、すぐに不用品を回収してほしいという場合や、不用品の回収日を指定したい場合は、依頼者の都合にあわせて柔軟に対応してくれる業者がおすすめです。

例えば、年中無休・即日対応、24時間受付が可能といったような業者や、申込から回収までがその日のうちに完了する業者、早朝や夜間でも対応してくれる業者もあります。

⑥会社の所在地や実績を確認する

会社の所在地や連絡先はきちんと確認しておきましょう。

優良な業者で あれば、その会社の実績も含め、きちんとホームページ上に記載してあ ります。

もっと言えば、その所在地や会社名をGoogleのマップで検索しても引っかかります。

なお、この手の情報が曖昧だったり、電話番号がPHSや個人の携帯番号であるような場合は、怪しい業者と思ったほうがいいです。

ただ、近年は悪徳業者もやり方が巧妙になっており、ホームページだけはしっかり整えている場合も多いので、一見して信じきらないでください。

どうしても ホームページの見た目だけでは判断がつかないときは、電話相談・見積もりなどを取る際に応対力などを吟味しましょう。

優良業者は、社員の教育が行き届いていて、サービス満足度も高く、最初の対応から丁寧でしっかりしています。

⑦複数の業者に見積もりの依頼をする

数多くいる不用品回収業者の中から優良な不用品回収業者を選ぶには、複数の業者から見積もりをとったうえで、内訳を確認してみることです。

優良な業者であれば、作業代や出張費などの内訳がしっかりと記載されています。

不用品回収の料金の内訳としては、基本料＋処分料＋オプション費用などで構成されています。

その項目を細かく分かりやすく明示してくれる業者が優良な不用品回収業者と言えます。

一方で、トラブルの多い不用品回収業者の傾向としては、見積もりの明細項目が非常に曖昧で、なかには見積もりの算出そのものを嫌う業者もあるので注意しましょう。

自宅から近い場所に店舗がある場合は、直接訪問してみるのもいいかもしれません。

スタッフが丁寧に対応してくれるか、店舗内はきちんと整頓されているかなどを見極めたいときにおすすめの方法です。

訪問が難しい場合は、電話での対応が参考になります。

悪徳な不用品回収業者を選ばないための注意点6つ

ここでは、悪徳な不用品回収業者を選ばないための注意点を6つ解説していきます。

①不用品回収に必要な資格や許可がない

不用品回収業を運営するためには、資格や許可証が必要です。「古物商許可証」や「産業廃棄物収集運搬業」、「一般産業廃棄物収集運搬業」などの許可がない業者には注意しましょう。

特に、オフィスなどから出る不用品は一般ゴミではなく「産業廃棄物」にあたるため、「産業廃棄物収集運搬業」の許可がない業者は回収できません。

悪徳業者はこれらの許可を取得せずに事業を行っており、不用品を不法投棄している場合があります。

不法投棄は、依頼主も罰せられるため注意が必要です。

優良な不用品回収業者は、自治体から「一般廃棄物収集運搬業の許可」を得て営業しており、この情報は自治体のホームペー ジや、業者のホームページに掲載されています。

また、遺品整理も依頼する場合は、「遺品整理士」の資格がある業者を選ぶと良いでしょう。

②スピーカーで宣伝しながらトラックで走っている

ときどき、地域をトラックで走りながらスピーカーで宣伝を流している業者がありますが、一般廃棄物収集運搬業の許可を受けた不用品回収業者は、軽トラックで街中を宣伝しながら回収することは、基本的にあり ません。

そもそも、Webサイトやパンフレットがあればトラックで巡回したり、宣伝したりする必要はないはずです。

もしも、家庭内の不用品を「無料もしくは格安で処分します」というチラシや、近所を徘徊する 不用品回収トラックを見ても、あれはほぼ一般廃棄物収集運搬業の許可を得ていない事業者なので、基本的には依頼しないようにしましょう。

③Webサイトやパンフレットを持っていない

Webサイトやパンフレットがない業者は、実態がつかめません。

回収にかかる料金や必要な資格の有無はもちろん、具体的な回収方法や業者の所在地もわかりません。

このような業者に依頼すると、あとで高額な料金を請求されたり、回収してもらった不用品が不法投棄されたりするなどのトラブルにつながる可能性があります。

④見積もりから回収まですべて無料

不用品回収業者のなかには、見積もりから回収まですべて無料だと宣伝しているところがあります。

しかし、不用品の回収にはコストがかかっているはずです。

回収料金は無料でも、後日「交通費」など別の名目で高額請求されるケースもあるため注意しまし ょう。

ただし、料金が安いからといって必ずしも悪質業者だというわけではありません。

格安でも資格を持って正規に営業している業者はたくさんあります。

優良業者と悪質業者の特徴を踏まえ、見極めることが大切です。

⑤領収書や見積書の書面発行がない

領収書や見積書がない業者は、金額だけでなく業者の所在地も不透明な場合が多いです。

このような業者に依頼すると、高額請求される可能性があるうえに、所在地がわからず訴訟を起こすのも難しくなります。

領収書や見積書について、書面での発行はもちろん、データでのや りとりも嫌がるところは注意しましょう。

金銭トラブルのない優良な不用品回収業者は、必ず精算後に会社印のある領収書を発行してくれます。

⑥現地見積もりを無料で行っているか

不用品回収業者は見積もりは電話と現地見積もりの2つの方法があります。

しっかり業者の対応を見極めるなら、電話で簡易見積もりをもらって、そのあと実際に現地で正確に見積もってもらいましょう。

なお、この見積もりサービスは、優良業者の多くは基本的に無料でおこなっています。

裏を返せば、この時点で料金が発生する業者は、その不当な請求をしてくる可能性が考えられる業者なので、なるべく依頼は 避けるようにしましょう。

まとめ

不用品を効率よく処分するなら、不用品回収業者の利用がおすすめです。

不用品回収業者は依頼者の都合に合わせて、回収に来てくれたり、家具や家電以外の不用品も回収してくれたりします。

そして、再利用できる不用品を買取査定してもらえば、回収費用から差し引けるため支払い額を安く抑えられます。

ただし、なかには悪質な業者もあるため、業者の選定はきちんとした見極めが重要です。

悪質業者と優良業者の特徴をふまえた上で、信用できる業者を探すようにしましょう。

以上、参考になれば幸いです。