引越しをしたけど、車の車庫証明の手続き方法がよくわからない….
引越し後の車関係の手続きはややこしいですよね。
そんな方のために、車庫証明の手続き方法をまとめましたので読んでもらえたら幸いです。
この記事は、車庫証明の手続きを行う期間、必要書類、手続きの流れについて解説しています。
【1】車庫証明とは?
車庫証明の正式名称は「自動車保管場所証明書」といい、自動車の保管場所を証明するための書類です。
引越しによって車の保管場所が変わった場合は、車庫証明の住所変更を行う必要があります。
これは「自動車の保管場所の確保等に関する法律の第七条」に定められていて、保管場所が変わってから15日以内に車庫証明の住所変更手続きを行う必要があると記載されているからです。
【2】車庫証明に必要な書類は?
車庫証明の申請に必要な書類は警察署に行けばもらえます。
なお、普通自動車と軽自動車とでは申請する書類が1点だけ違います。
● 普通自動車・・・自動車保管場所証明申請書
● 軽自動車・・・自動車保管場所届出書
普通自動車用の必要書類
①自動車保管場所証明申請書
②保管場所標章交付申請書
③保管場所の所在図・配置図
④下記の中からどちらか1つ
- 保管場所使用権原疎明書面(自分の所有地の場合)
- 保管場所使用承諾証明書または駐車場賃貸借契約書の写し(貸し駐車場の場合)
- 共同者全員の使用承諾証明書(保管場所の土地が共同使用の場合)
⑤使用の本拠の位置が確認できるもの(運転免許証など)
軽自動車用の必要書類
①自動車保管場所届出書
②保管場所標章交付申請書
③保管場所の所在図・配置図
④下記の中からどちらか1つ
- 保管場所使用権原疎明書面(自分の所有地の場合)
- 保管場所使用承諾証明書または駐車場賃貸借契約書の写し(貸し駐車場の場合)
- 共同者全員の使用承諾証明書(保管場所の土地が共同使用の場合)
⑤使用の本拠の位置が確認できるもの(運転免許証など)
【3】車庫証明の申請から受け取りまでの流れ
①申請書類をもらう
車庫のある場所を管轄する警察署へ行き、申請書類一式をもらいましょう。
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②申請書類の作成
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③警察署で申請する
- 受付時間は平日の午前9時頃から午後5時までで、土・日・休日、年末年始は休みとなります。
- 提出書類に不備がなければ「納入通知書兼領収書」がもらえます。これは車庫証明を受け取る際に必要となるので大切に保管します。
- 車庫証明の申請に必要な費用は2,500円~3,000円です。
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④申請書の交付まで3~7日程度待つ
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⑤警察署で書類を受け取る
- 申請の際にもらった「納入通知書兼領収書」を窓口に提示する。
- 交付されるもの
- 自動車保管場所証明書(車庫証明書)
- 保管場所標章番号通知書(車検証などと一緒に保管する)
- 保管場所標章(車のリアガラスに貼るステッカー)
自動車保管場所証明書(車庫証明書)は、車検証の住所変更に必要になります。
【4】よくある質問
車庫証明の住所変更手続きの期限は?
- 自動車の保管場所の確保等に関する法律の第七条に定められていて、保管場所が変わってから15日以内に車庫証明の住所変更手続きを行う必要があります。
車の保管場所が変わらない場合にも手続きは必要?
- 普通自動車の場合は、車の保管場所が変わらなくても、所有者の住所が変更になれば、車庫証明の住所変更が必要になります。
- 軽自動車の場合は、基本的には申請不要ですが、軽自動車の車庫証明登録が不要だった地域から転出し、届け出が必要な地域に転出した場合には、届け出が必要になる場合があります。
車庫証明の変更手続きは代行してもらうことができる?
- カーディーラーなどに依頼すれば代行して手続きをしてくれますが、手数料が1~2万円かかります。
【まとめ】
- 車庫証明の正式名称は、「自動車保管場所証明書」といい、自動車の保管場所を証明するための書類である。
- 車庫証明の手続きは、管轄の警察署で、車の保管場所が変わってから15日以内に行う。
- 車庫証明の申請書類には、普通自動車と軽自動車で違いがある。
- 車庫証明の申請に必要な費用は2,500円~3,000円ほどかかる。
- 車庫証明の交付には、申請してから3~7日程度かかる。
以上、参考になれば幸いです。